ARIAに学ぶ(その零)2007年11月13日 20時48分05秒



パソコンが壊れてしまい更新が滞りましたことお詫びいたします。
さて、今回から内容を改めまして、私の好きなアニメや音楽の内容に
踏み込んだものにしていきたいと思います。ネタバレ必至ですので
先に内容を知りたくない方はお気をつけください。

さて、タイトルにあるARIAとはなんぞやというところで、
今日はARIAの基礎知識について。

ARIAはマッグガーデン社の「コミックブレイド」という雑誌で現在も
好評連載中の漫画(現在11巻)であり、これまで二回にわたって
テレビアニメ化(テレビ東京系にて放映)され、
現在は第三期の制作も進められている作品である。
原作者は天野こずえさんという方。
未来系ヒーリングコミックと称されるように作品を通じて
大変癒される作品である。
未来の話なのだが、どこか懐かしさを覚えるような世界観、
ゆったりと流れる時間、人の温かさ、きれいな音楽、猫と
いったように癒し要素満載な作品である。

ARIAの舞台はA.D2301年、火星に人が住むようになり
イタリアのヴェネチアを模して作られた「ネオ・ヴェネチア」という町。
そこには、水先案内人(ウンディーネ)と呼ばれる
ゴンドラで観光案内をする職業があった。
主人公の水無灯里(みずなしあかり)は一人前の水先案内人を
夢見て、地球(マンホーム)からやってくる。
そこで、出会った仲間たちと一人前(プリマ)を目指す交流と成長
の日常を描いたストーリー。
というのがあらすじである。
以下、次回より物語の中にある、私がいいなと思う
心使い、考え方を書いていくことにします。

ARIAアニメ公式サイト

ARIAに学ぶ(その壱)2007年11月16日 23時08分53秒



さてさて、今日からARIAの中に出てくるすばらしい
言葉や心を漫画の「ARIA」の一巻から
順を追って取り上げていくことにします。

第一話では、地球から来たおじいさんが
道に迷っているところを
ゴンドラに乗せることになります。
おじいさんはなんでも機械化、合理化された地球と
違って、なんでも自分でやらないといけない
火星の不便さを訴えます。
そんな中、じゃがバターを見ても「原始的」と言いますが、
食べてみるとおいしかったようでだんまり。
なぜこんな不便な街に住んでいるのかと聞かれ、
灯里は「こんなおいしいじゃがバター
もう地球に売ってませんもん、後、不便で
自分の手でなんでもやらなくちゃいけないけど
それが嬉しい」と言う。

作品の中で、地球の姿がでることはありませんが、
絶対に道に迷わない、落ち葉が落ちない世界というのは
便利でも、どこか味気ない物かもしれません。
不便であってもそれを楽しむ心の余裕が
大事というような気がします。
みなさんはどう思いますか?

その時を大切に(ARIAに学ぶ)2007年11月20日 23時07分05秒



「ARIA」に学ぶの二回目です。
主人公の灯里ちゃんの時間?に対する考え方に
ハッとさせられます。

まず第二話では、ゴンドラの手入れ中に
友達の藍華から「まだ終わらないの?」と聞かれると
「早く終わっちゃうのがもったいなくて」と
楽しそうに答えます。

また第三話では、待ち合わせの相手が来ない暁さんと
二人でため息橋という所で待ちぼうけをしている時、
「こんな美しい景色の中でのんびりすごせるのはため息もんですよね」
と話します。

第五話では、ゴンドラのレースに参加するのですが、
先行く藍華をよそに、灯里は一日かけてゴールします。
レースが楽しくて「いつまでも漕いでいたい」と
思ったからだというのです。

つらいことは長く、楽しいことはあっという間にすぎる
と言いますが、灯里ちゃんのように、
つらいこと(手入れ、待ちぼうけ、レース)も楽しんで
しかもその時間を大事に味わうことができたらなぁと
思います。

冬の越し方(ARIAに学ぶ)2007年11月23日 22時09分10秒



さて、今日からはARIA第二巻に入ります。(上の画像も第二巻)
環境が管理された、地球育ちの灯里は寒さが苦手。
そんな灯里に温泉に行こうと藍華ちゃん
(アニメではアリシアさんから)が誘います。
漫画には出てこないのですが、アニメ版には
「のんびりしてて、いいのかな。」という灯里に
「のんびりできちゃうのが温泉の魔法。」
「寒くて長い冬を乗り越えるにはほーっとする時間が必要」
とアリシアさんは答えます。
また、「かわいい雪虫や家が恋しくなるような夕暮れ、
暖炉の火があれば、冬が大好きになれそう」という
灯里のセリフがあります。
ほんとの冬もそうですが、人生もつらい時には、
ほーっとその場を離れたり、小さな楽しみを見つけて
乗り越えるものかもしれませんね。

新年を染めるのは自分次第(ARIAに学ぶ)2007年11月23日 22時24分36秒



これからは、少しペースをあげて
1巻ごとに記事を書いて行くことにします。
第二巻では、もう一つ。

第9話で年が明け、初日の出を浴びた灯里が
「とってもまぶしくてまっ白な世界」というと
先輩のアリシアさんから
「まっ白な1年の始まりね」
「これから先この新年がどんな色に染まっていくかは
ぜーんぶ灯里ちゃん次第」
と言われます。
新しい年を自分色に染めるというのは、なんと希望に満ちた
発想なのでしょうか?すばらしい発想だと思います。
また去年と同じという惰性にならず、
また、一年の計は元旦にありなどど気負わずに、
新しい年を歩んでいけたらなぁとしみじみ思います。

管理人、出張のため、次週は更新をお休みします。
また、次回よろしくお願いしますm_m